【登場人物】
会計小僧(以下、「小僧」と呼ぶ。)
ノリスケ(以下、「N」と呼ぶ。)
ミートボール(以下、「M」と呼ぶ。)
【時】
西暦1995年8月某日。軽井沢での旅行にての出来事。
【本編】
男3人の旅行なので、とても気楽である。3人は中学時代の友人であり、久々の旅行ということで、テンションも上がっていた。この旅行を、小僧は心待ちにしていたのである。
ノリスケと小僧が交代で運転し、一般道をひた走る。
しばらくすると、
小僧:「ゲッ!!鳥のフンが降って来たぁ~っ!!」
フロントガラスに鳥のフンが…
この時は車だったが、小僧は何故か鳥のフンにかかる事が多い。今まででも7回位は鳥のフンにかかったことがあるのだ。イチローも真っ青の高打率を誇っている。
仕方なくワイパーと洗浄液で、即座にフンを拭い去る。
そしてしばらくすると…
N:「うぉっ!!また鳥のフンが落ちて来たぁ~っ!!」
またもやフロントガラスに鳥のフンが…
やれやれ。再び即座にフンを拭い去る。
そして再び車を走らせ、関越道をひた走る。
M:「次のパーキングで飯
でも食べようぜ!」
パーキングに車を止め、昼食をとりしばらくして車に戻ってくると、
小僧:「ゲッ!!また鳥のフンがかかってるじゃん!!
なんてこった…」
今日はひょっとしたら、ウンがついているのかもしれない…同日に3回もフンがかかるなんてこと、滅多にないもんな…と、内心プラス思考。
…もしかしたら軽井沢で素敵な出会いが待ってるとか…か??
軽井沢に着いたらテニスをする予定であった。
そこで女の子と出会いがあったりして…
…絶対あり得もしないような妄想を抱きながら、超特急で軽井沢へ向かう。
そして旅館に着くやいなやテニスをすべく、3人はコートに出る。
周りを見回すとカップルが1組テニスをしているだけで、他には誰もいない。小僧の妄想はもろくも崩れ去ったのである
…この日は日差しがとても強烈だった。どーせ野郎3人だし他に気を遣うこともないので、小僧とMは上半身裸で、約半日、目一杯テニスを楽しむ!
さすがに半日近くテニスをすると、疲れる。いや、疲れよりも上半身がやけどしたみたく日焼けしてしまい、痛くて仕方がないのである!!
小僧もMも肌がヒリヒリして湯船につかることが出来ない!!
NはTシャツを着てテニスをしていたため、ことなきをえたようだ。なんのためらいもなく湯船につかる姿が、とても羨ましく映る。
やっぱウンがつく出来事なんてないよな…と思いながら缶ジュースを購入する。
すると…自販機:「ピーッ」
M:「あっ!!当たった!!何で当たるんだ??」
自販機の缶ジュースが当たったのである。
小僧:「あっ、鳥のフンはこれだったのか。」
余談だが、小僧は缶ジュースを生涯でやはり7回くらい当てている。これも自称高打率だと思っている。更なる高打率者がいたら、是非コメント欄まで!!
…夕食を終え、小僧らは部屋へ戻る。
1階のはじっこの部屋。結構部屋までは歩かねばならない。まわりには小僧らの部屋以外、部屋はない。また、部屋までの道筋は、人1人通れるスペースしかない。
薄暗い電球が燈っている不気味な廊下を、ただひたすら部屋を目指して一列になって歩く…
部屋へ戻って部屋の窓を開けると、なんと隣は墓地であったのである。
夏の終わりの軽井沢。若干生暖かい風が舞い込む部屋から見るその風景に、小僧はどこか寒気を覚えた。
…しかし、そんなことはすぐに忘れて、深夜遅くまで3人で酒盛り。実に至福の時を過ごす。
さーて、明日は朝早く出発しなきゃ行けないから、そろそろ寝るか…
3人は布団を敷き、眠りに入る。
…そう。次に何が起こるとも知らないままに…<つづく>
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